2015年3月29日日曜日

パソピア/7用コンボカード[XPAC2]の機能まとめ

XPAC2のマニュアルにも記載していますが、少しずつ補足しながらまとめていきます

【機能】
初代パソピア(T-BASIC 1.0/1.1)、パソピア7(T-BASIC7 1.0)において、以下の機能を提供します。
  1. 128KBの不揮発メモリ(MRAM)を搭載し、64KB×2のシリコンディスクとして利用できます。
  2. SDカードからMRAMにデータ読込みできます。
    MRAMデータをSDカードのファイルへ上書き保存できます。
    ※SDカードはSPIモードをサポートしている必要があります。SDXCは動作しません。
  3. MSXタイプのジョイスティックを2台まで接続できます。
  4. 漢字ROMデータを書き込むことで、漢字ROMとして利用できます。
    ※別途、漢字ROMのイメージファイルが必要です。
  5. MRAMとは別に、8KB/4KB/2KBのSRAMを拡張メモリとして利用できます。 
※パソピア5は、実機を持っていないため、動作確認できていません。
※T100は、文字列コードが異なるため、SJIS文字のファイル名が読めません。


【装着】
パソピア/7のPACスロット2に差し込んで装着します。
※下写真の向きで装着してください。逆挿しすると故障の原因となります。

SDカードは、ラベル面が手前になるように、カチッと音がするまで奥に差込します。
取り外す場合は、もう一度押すと少し飛び出しますので引き抜いて取り外します。
※SDカードは、電源投入前に差し込んでください。


【機能の切り替え方】
スロット番号を指定して、利用する機能を切り替えます。
スロット
番号
機能備考注意
1JoystickアダプタMSXタイプジョイスティック同じ9ピン2段のコネクタでも、ピンアサインが
異なる場合があるので注意してください
2漢字ROM PAC2漢字ROMデータを読み書き後に利用可能
364KB RAM PAC2 #2MRAM (不揮発メモリ) 装置番号#6
464KB RAM PAC2 #1MRAM (不揮発メモリ) 装置番号#5初代パソピアのデフォルトスロット
58KB RAM PAC2SRAM (漢字バッファ兼用)出荷時は、ツールプログラムが入っている
漢字ROMデータ書き込み後は、漢字ROMの一部(0x6000~0x8000)データが入っている
64KB RAM PAC2SRAM
72KB RAM PAC2SRAM (SDカードバッファ兼用)SDカードアクセス時に、バッファとして使うため、メモリ内容は変更される
※MRAMは、本体の電源を消してもデータは保持されます。
※SRAMは、本体の電源を消すと初期化されます。スロット#5のデータは、次回電源投入時にEEPROMからデータが復元されます。

パソピア7(T-BASIC7)の場合、以下のコマンドでスロット番号を指定します。
SLOT [装置番号#5], [装置番号#6], [漢字ROM], [Joystickアダプタ]
※電源投入時は「SLOT 4,3,2,1」 

初代パソピア(T-BASIC)の場合、以下のコマンドでスロット番号を指定します。
OUT &H1B, [スロット番号]
※電源投入時は「OUT &H1B, 4」

※パソピア7はBASIC命令でほとんど全ての機能を利用することができますが、初代パソピアの場合、BASIC命令が無い場合にOUT/IN命令でポートを直接叩いて処理を実行する必要があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿