2020年9月8日火曜日

IFC-NNのROMアップデート

98の日なので、もう一つ

以前、BEEPさんで購入した98用SCSIボードIFC-NN

ROMバージョンはVer.1.03だったが、このSCSIボードはVer.1.10にアップすると32GBまでのHDDを認識する。
BuffaloのサイトからBIOS書き換えユーティリティをダウンロードし、Readme.txtに沿ってアップデートしてみたが、書き換えプログラムが途中でハング。
ボードによっては書き換えできない個体があるらしい。

そこで、はんだシュッ太郎!

基板からROMを外しちゃいます

ROMライターで直接Ver.1.10のROMイメージ「IFC-NN.BIN」を書き込み。

ソケットを買ってきて、

基板に取り付け

焼きなおしたROMを装着

ちゃんと、Ver1.10になりました。

せっかくなので、内蔵SCSI用のソケットも付けてみる。
50個の穴の半田を吸い取って、

50pinソケットを装着。

動作確認中。。

今更32GBですが、自己満足ということで。。

ちびおと同等品

98の日ということで98関連を

以前紹介したROM吸出しでP88SRを使うことができるようになったが、ソフトエミュのADPCMを使うと、急に処理が重くなったりする場合があった。

86音源ボードやA-MATE内蔵音源でADPCMを有効にする「ちびおと」の同等品を入手して暖めていたが、以前ちょっと紹介したPC-9821Anに取り付けしてみる。
Anには、PC-8801MCと同じYM2608B(OPNA)が搭載されている。

まずは、ちびおと同等品の基板

DRAM(16Mbit品)は16MB(片面実装品)から取り外して利用。

外したDRAMや各パーツを、基板に取り付け

OPNAの幅に合わせて、微妙に調整しながら足を取り付け

OPNAの上にかぶせて、半田付けして完成
サウンドサブボードとOPNAのクリアランスがそんなに無いので、半田付けは少々面倒。

周りのパーツを取り付けるとこんなかんじ
この上には電源が乗っかる

P88SRを「-p」オプション付きで起動。
ソフトエミュと異なり、急に遅くなることも無く、快適に動作するようになった。
すばらしい。。

2020年9月6日日曜日

XPAC2 Rev.2販売します

お待たせしました。
家電のケンちゃん(https://www.kadenken.com/)でXPAC2 Rev.2を販売します。
今回は3種類販売予定です。
※9/10 完売しました。ありがとうございました。 m(_ _)m

(1) XPAC2 Rev.2 [アクリルケース付き]
アクリルケース版は、これが最初で最後の販売になります。
こちらのブログに記載しましたが、工作機の固定跡が残っていますがご了承ください。
使い方はRev.1と変わりませんが、若干BASICプログラムが変更されていたりしますので、詳細は同梱のマニュアルを参照してください。

(2) XPAC2 Rev.2 [FCケース付き]
以前ブログにも記載しましたが、中古カセットを加工したケースなので一部基板の露出や歪みが出てしまいます。また、できるだけ綺麗な中古カセットを加工していますが傷や汚れがあるのでご了承願います。

(3) XPAC2 Rev.1→2アップデートキット [アップデートROMマイコン+FCケース ]
XPAC2 Rev.1 を購入された方向けのアップデートキットです。
こちらも中古カセットを加工したケースなので、傷や加工跡がありますがご了承願います。
また一度ケースをはめると分解できませんので、必ず先にROM交換を行ってください。
組み立て方はこちらのブログ同梱のマニュアルを参照して下さい。

NC工作機を購入してから時間がかかりましたが、ようやくケースをお届けすることができます。誤装着や基板ショートのリスクが減るので、より安心して利用できるようになると思いますので、是非ご利用ください。m(_ _)m

2020年9月5日土曜日

Pasopia5

XPAC2 Rev.2販売に向けて準備をしてますが、
発売当初からずっとパソピア5で動作するのか気になってました。

ということで、パソピア5で試してみます。

結論:XPAC2 ちゃんと動きました。
SDカードの読み込みも問題なかったです。

初代パソピアと若干違う部分ですが、パソピア5の背面コネクタ
液晶ディスプレイ用のコネクタが無くなってます。
分解していないので詳細はわかりませんが、他にも違う点があるかもしれません。

以前紹介した初代パソピア用ゲームを試してみましたが、
パソピア5でも動きました。

同梱カセットにあったサンプル動画をどうぞ

同じく同梱カセットに入っていたポーカーゲーム

初代パソピアと少し仕様が違う部分はあるようですが、XPAC2の動作も問題なかったので良かった...

2020年9月4日金曜日

あのケースを加工してみる

アクリル板削出しケースは、材料も高価で加工に時間がかかりすぎるため量産は厳しい...
ということで、例のケースを加工する方法を考えてみます。

まずはラベルを剥がして分解

XPAC2と干渉する部位を除去するように、CNCでプログラム(下図はケース裏側)

CNCで削った後。左がケースの表側、右が裏側

裏側の上部には、ジョイスティックコネクタの逃げ穴をあける。
カセット結合部の爪を支えている支柱は、基板と干渉するためギリギリまで削っています。

表側の右上・左上の2か所に、ネジ(長い方)とワッシャーをセット
ワッシャーは2枚重ねて、基板との高さを稼ぐ
ジョイスティックコネクタのネジを1本外す。(ラジオペンチで外れます)

ケースからネジが外れないようにしながら、XPAC2をはめ込みます
ネジが外れやすい場合は、ケース裏からセロハンテープで仮止めしておくと作業性よいです

続いて上部をナット2つで固定します。プラスの精密ドライバーが必要です

ひっくり返すと、こんな感じになります

裏側をはめる前にフィッティングを確認。裏面をはめると後戻りできません...
ロットによってはコンデンサと干渉する可能性がありますので、少し曲げて逃がす
裏面をはめ込み、ネジ(短い方)2本を締めると完成
ジョイスティックコネクタと干渉しないように、短い方はネジ頭が小さいものを使います
はめ込む際に、左右の爪部分はカチッとはまるまで強く押す。うまく入らない場合は、でっぱりに引っかかっている可能性もあるので、横に押したりしてみる
逆に一旦裏面の爪をはめ込むと分解できません。分解しようとするとほぼ爪が折れます。

下から見ると基板が見えますが、本体に装着すると見えない部分なので...


初代パソピアに装着したところ問題なし

パソピア7も問題なし

パソピア700はスロットにまっすぐ入りません
カセットを浮かしながら、少し押し込むと一応入ります。ギリギリですね

ケース流用の場合、アクリル削り出しと違って自由なレイアウトにできないので、基板の露出や歪みが出てしまいます。また、できるだけ綺麗な中古カセットを流用していますが、手作業の工作ということもあって傷や汚れがあります。


次回出荷のXPAC2 Rev.2では、ケース付きで販売しようかと考えています。
また、今までXPAC2を購入してくれた方に対しては、このケースとRev.B ROMを焼いたマイコンをセットにして、アップデートキットとして用意しようと考えています。