2022年8月22日月曜日

HX-34でRGB出力

前回、電源修理して動くようになったPasopia IQ HX-34
マザーボードはこんなかんじ。

背面にRGBコネクタがある。丸形20pinのコネクタになっている。

RGBコネクタ部を本体内側から見ると、こんな感じ。

うちにあったPasopia IQのRGBコネクタをみると、13pinだったので使えない。

20pin丸形コネクタはヒロセ電機のコネクタで、まだ通販で買えるようなので購入。
・メスコネクタAssy:RP13A-12PG-20SC
・コネクタのメスピン:RP19-SC-122

一旦、RGB21pinと20pin丸形コネクタの接続は、以下のようにしてみる。
音声のところは微妙だが、一旦これで接続してみる。

RGB21pinのケーブル先に、20pin丸形コネクタのメスピンを取り付ける。

必要なコネクタAssyを事前にケーブルに通しておき、20pin丸形コネクタの先にピン埋込み
ピン間の隙間がほとんどないので、隣のピンとショートしないように、テスターでチェックしながらコネクタの先にピンを埋め込む。

全てのピンを埋め込んだら、コネクターのカバーを被せる前に、動作チェック。

パソピア7で使っていたRGB21pin対応のブラウン管TVは既に壊れて廃棄済みなので、XRGB-2plusで動作確認

きたー!MSXロゴ
コンポジットより断然綺麗。

80桁のBASIC画面。左がコンポジットで、右がRGB
RGB表示だと80桁表示でも十分文字を読み取ることができる。

動作確認ができたので、金具でコネクタ先端を固定し、端子カバーを付ける

組みあがったケーブル。

確認必要なのが、オーディオの左右配線。
上の配線図だと、背面パネル「音声出力」のRCA端子とRGB21ピンの音声が同じ左右配線。

しかし、HX-34の取扱説明書(62ページ)には、
・PSGの音声チャネルB ... 右の音声
・PSGの音声チャネルC ... 左の音声
と記載されていて、以下プログラムで試すと左右逆に聞こえる。
RCA端子とRGB21ピンどちらも左右逆に聞こえるので、マニュアル誤植のような気もするが、どちらが正しいとも言えず...
一旦このままにしておき、もし逆だったらRGB21ピン端子側の配線を切り替えるつもり。

2022年8月21日日曜日

HX-34来た

Pasopia IQ HX-34(ジャンク)が来た。
ジャンクの理由は、通電しない...

まずは上蓋を外して電源チェック。

ヒューズが切れていたので、
梅沢無線で800mAのフューズを購入してつけてみたが、通電するとすぐ切れる。

まず疑うのは電解コンデンサ。一番大きいC4(200V/100uF)がちょっと膨れている。

以下のコンデンサを用意。
・C4 : 200V/100uF
・C6 : 250V/1uF
・C9,C14,C15 : 16V/100uF
・C10,C11 : 25V/470uF
・C12 : 50V/1uF
・C13 : 35V 10uF
・C16 : 25V/2200uF
・C17 : 10V/1000uF

交換したら、こんな感じ。

ヒートシンクを戻して完成。右側が取り外されたコンデンサ達

電源を本体に取り付け、スイッチオン

きたー!
コンポジット出力なので滲んでいるが、MSXのオープニング画面。

続いてBASIC画面。80桁モードなのでコンポジット出力だと厳しい。

内蔵電池が飛んで、起動時のスクリーンが赤かったり、80桁モードで起動した様子。
・起動時のスプラッシュ画面を青にする場合、「SET TITLE "",1」
・起動時のスクリーンをSCREEN 1にする場合、「SCREEN 1」にした後「SET SCREEN」
とすると、内蔵メモリに保存される。