2015年5月6日水曜日

XPAC2の漢字ROMを使って印刷

前回漢字ROMデータを書き込んだXPAC2で、実際にパソピアで漢字を出力してみます。

I/Oポートを直接たたく場合、以下のアドレスから操作します。
I/Oポートアドレス内容
18h漢字ROM PAC2下位アドレス8ビット
19h漢字ROM PAC2中位アドレス8ビット
1Ah漢字ROM PAC2上位アドレス1ビット

上位・中位・下位の合計17ビットで128KBのアドレスを指定した後、18h~1Bhのどれかで8ビットデータをリードします。

初代パソピア(T-BASIC Ver1.1)で漢字を利用する場合、漢字ROM PAC2(PA7246)付属のサブルーチンを読み込んでおく必要があります。また、スロット2を指定(OUT &H1B,2)してから、BASIC命令を呼びます。

パソピア7(T-BASIC7)の場合、そのままBASICの漢字命令を利用することができます。

グラフィック画面に描画するPUT@命令は、初代パソピア、パソピア7両方で利用できます。
文字として表示するPUT%命令は、パソピア7のみで利用できます。

漢字ROMの動作確認プログラム
100 SCREEN 2:WIDTH 80
110 R$=CHR$(13)+CHR$(10)
120 FOR KU=1 TO 47
130   FOR TEN=1 TO 94
140     K=(KU-1)*94+(TEN-1)+256
150     PUT@(X,Y),KANJI(K),PSET
160     X=X+16
170     IF X>=640 THEN X=0:Y=Y+16
180     IF Y>=192 THEN Y=0
190   NEXT TEN
200 NEXT KU

順番に漢字が表示されます。

リスト中の区(KU)と点(TEN)の変数については、Wikiなどを参考にしてもらえればと。
パソピアの漢字コードの計算は、以下の通り。
漢字コード=(区番号-1)×94+(点番号-1)+256

アプリを使って検証してみます。
使ったソフトは、PASOPIA7用のワープロソフト「WORK7」

ローマ字入力は無いので、かな入力で入力。
文節変換も無いので、1文字ずつ単漢字変換。。。
すんごい大変。。

ドットプリンターで印刷してみる。
動画はこちら。
リボンは、3年ほど前に買ったもの
30年以上経っているのに、ドットプリンターは堅牢だなぁ。。。

印刷結果
意外と綺麗に印刷できる。

もしかしてパソピア、まだ実用できるんじゃないか。
いや、、ないか。

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