2023年1月29日日曜日

Fire Dragon for Pasopia7

パソピア7の傑作ゲーム、ファイア・ドラゴン。
パズルとアクションを複合したゲームで、自分でオリジナル面を作成できる。

カセットのA面には通常ゲーム、B面はConstruction(オリジナル面作成)。

A面のロード中。データサイズが大きいので、RAM PACに入れる場合は64KBのが必要。

走行型ヘルメット「ポルコン」から出す火薬でファイヤ・ドラゴンを操り、敵エイリアンや敵基地を破壊していく。

2・4・6・8キーで、ポルコンを操作。
Xキーで低速火薬、Zキーで高速火薬を撒き、火薬を伝わってファイア・ドラゴンが燃える。

ポルコンは敵につかまると、しばらくの間気絶する。
火薬が切れてファイア・ドラゴンが消滅すると1down
赤い橋は、ファイア・ドラゴンが通ると壊れて渡れなくなる。
決まった場所にファイア・ドラゴンを通過させると、ボースキャラクタが出現する。

ちなみに50面はこんな感じ。
どうやってクリアするんだ?

50面までクリアするとパスワードが現れる様子。パスワードと説明書最後のページにある応募券を送ると記念品がもらえる。(59年8月31日締め切り...)

実機+RGB変換ケーブル+液晶モニタの動画。

パソピア7版には高速モード([カナ]キーロック)、音無しモード([CAPS]キーロック)は無いとのこと。ロックできるキーが無いので...

2023年1月26日木曜日

パソピア用RGB変換ケーブル【RGBConv】

今年はパソピア7発売から40周年!
家電のケンちゃん(https://www.kadenken.com/)からパソピア用RGB変換ケーブル【RGBConv】を発売します。→通販ページはこちら

以下、簡単な説明になります。

【機能】
パソピアのカラー出力を、水平周波数15kHzに対応したディスプレイに表示します。
※一般的なVGAディスプレイ(水平周波数31kHz)では利用できません。

カラーバースト信号のタイミングで映像信号をカットすることで、パソピアの背景色を正しく表示する機能を持ちます。

【対応機種】
・パソピア (PA7010/PA7012)
・パソピア5 (PA7005)
・パソピア7 (PA7007)
・パソピア700 (PA7015)
※パソピアIQ/16/1600では利用できません

【接続方法】
・パソピアの電源をオフにして、「カラー」コネクタにRGBConvを差し込んでください。
※「カラー」と「カセット」コネクタは同じ形状なので、間違わないよう注意して下さい。
 パソピアの「カラー」コネクタは、下の青丸
 パソピア7の「カラー」コネクタは、下の青丸
※「カラー」コネクタには、奥までしっかり差し込んでください。
※接触不良の場合、コネクタを何度か抜き差しすると改善することがあります。
※コネクタを抜く際は、線を引っ張らずコネクタ部分をつまんで抜いてください。

・別途VGAケーブルを用意し、RGBConvとディスプレイ※を接続して下さい。


※640×200ドット表示できる水平周波数15kHz対応ディスプレイに接続して下さい。
 同じ型番でもファームウェアの違いなどによって動作しないディスプレイもあります。

【確認方法】
・パソピアの背景色はCOLORコマンドで指定します。
 COLOR ,カラーコード
・パソピア7/700の場合、COLOR=コマンドで中間色の背景色を指定できます。
 COLOR=(0, カラーコード1, カラーコード2)
※カラーコードは 0:黒, 1:青, 2:赤, 3:紫, 4:,緑 5:水色, 6:黄, 7:白
※色ムラやモアレが出る場合、ディスプレイの調整で改善される場合があります。

【注意・免責事項】
プラスチックのケースには傷や加工跡がありますが、ご了承願います。
本機を使用して生じたトラブル、被害、またはそれに掛かる損害などについて責任負わないものとさせて頂きます。
VGAケーブル、水平周波数15kHz対応ディスプレイはお客様でご用意下さい。全てのデバイスで動作保証するものではありません。
改良のため、予告無く仕様変更をすることがあります。
ご理解のほどお願い致します。

新しい情報などがあれば、https://pasopia700.blogspot.com/search/label/RGBConvサイトから公開していきます。

マニュアルはRGBConv_Rev1_第1版.pdfで公開しています。

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同時に家電のケンちゃんで、いくつか再販します。


近いうちに通販ページに登録されると思いますので、よろしくお願いします。

2023年1月24日火曜日

カラーパレットのテスト

パソピア7はカラーパレットで中間色を表示することができる。
横640ドットの偶数・奇数列で2つの色をタイリング表示して中間色を表示している。

パソピア7の画面をLCDに表示して気になったことがある。
COLOR=(0,0,7) と COLOR=(0,7,0)の表示が微妙に違う。。
どちらも黒(0)と白(7)の中間色なので同じ色だが、偶数列と奇数列が入れ替わっているっぽい。

ということで、カラーパレットをテストしてみる。
偶数列と奇数列で2つの画像をミックスしたビットマップ(640×200ドット)を生成。
パソピア7で表示させて、

カラーパレットで偶数列のみ、奇数列のみ表示を切り替えると、
いい感じで切り替わる。
FOR i=1 TO 7:COLOR=(i,i,0):NEXT
FOR i=1 TO 7:COLOR=(i,0,i):NEXT
で切り替える。

もともとパソピア7は320×200で2画面切り替えができるので、パレットを使った画面切替えは実用性が無いが、パレットの動作確認ができたということで。

続いてパソピア700でも動くだろうと試したところ、切り替わらない...
LCDでやっても切り替わらない。

パソピア7(左)と700(右)の中間色を比較してみると、
タイリングのパターンが違っている。。。
パソピア7は縦縞のパターン、パソピア700は市松模様のパターン。

知らなかった...
確かにパソピア700でパレット表示するとモアレが少ないような気がする。

2023年1月19日木曜日

動作確認

 各パソピアと各ディスプレイでRGBコンバータの動作確認

パソピアの「カラー」と「カセット」コネクタは同じ形状なので、差し間違えに注意。
初代パソピアは、電源ケーブルのとなりが「カラー」コネクタ

初代パソピア T-BASIC + CENTURY LCD-800V。背景色ちゃんと出た。

OA-BASIC + NEC LCD-EA245WMi。こちらも大丈夫

パソピア5 + CENTURY LCD-800V

パソピア7は、向かって右側が「カラー」コネクタ

パソピア7 + CENTURY LCD-800V

パソピア700も、向かって右側が「カラー」コネクタ

パソピア700 + CENTURY LCD-800V
T-BASIC7なので、カラーパレットを使って中間色の背景もできる。

T100、向かって右側が「COLOR」コネクタ。どちらかというと、パソピア7に近い配置。

T100 + CENTURY LCD-800V

パソピア7 + cocopar  TX133019

パソピア7 + LCD-EA243WM

パソピア7 + LCD-EA244WMi

パソピア7 + Extron DSC301HD(ビデオスケーラー) + NEC LCD-EA245WMi(HDMI接続)

パソピア7 + 例の9.7インチ液晶モニター

パソピア/5/7/700/T100は全て問題なさそう。
但しパソピア16/1600では、このコンバータは利用できない。
(同じDIN8ピンのコネクタだが、12Vとクロック信号が出ていない)

ディスプレイに関して、全体的に15kHzが表示できるディスプレイなら問題なさそう。
中間色の背景だとディスプレイによってはモアレや色ずれが気になる場合がある。ディスプレイ側の調整で改善できるかもしれないが、解像度が違って滲まないので仕方ない部分もある。NEC系ディスプレイは自動調整後、モアレや色ずれが出にくくて良い感じ。

水平15kHzを正式にサポートしていないディスプレイは、同じ型番でもファームバージョンによって表示されなくなったりすることもある様子。
あくまで参考程度にしてもらえれば。

2023年1月8日日曜日

基板とケース作り

強制ブランキングするRGBコンバーターの基板とケース作り。

基板は今回もunicraftさんにお願いした。今回も綺麗な仕上がりでした。

パーツを装着するとこんな感じ。

組みあがった基板は、ロジアナつけて動作確認。
背景色ちゃんとでた。
ロジアナでも、ちゃんと水平同期信号と連動して8.94us強制ブランキングになっていた。

今回もケースを作ってみる。
試したケースは2種類。梅沢無線で購入したTAKACHIのアルミケース(MB4-3-5)と、秋月で購入したプラスチックケース(SW-50)

アルミケースはリューターで削り、VGAコネクタ・RGBケーブル・ネジ×4の穴を開ける。
VGAコネクタの半田部分とアルミケース壁のクリアラスが少ないので、部分的にコネクタ下の壁を薄くした。

必要な部品は、ネジ M2.6×2mm(4個)、ネジ/ナット M3×20mm(4個)、絶縁スペーサー M3×9mmとM3×5mm(4個ずつ)、グロメット 5mm(先にケーブルに通しておく)

高さ調整のためにゴム板 3mmほど挟んで、結束バンドでRGBケーブルを固定。

カバーを取り付けると完成
アルミは質感が高くて気に入っているが、削り作業が大変...

続いてプラスチックケース。こちらはNCで削って棒ヤスリで整える。
VGAコネクタ・RGBケーブル・ネジ穴×4の穴を開ける。

必要な部品は、ネジ/ナット M3×20mm(4個)、絶縁スペーサー M3×5mm(8個)、グロメット 5mm(先にケーブルに通しておく)
こちらも高さ調整のためにゴム板 3mmほど挟んで、結束バンドでRGBケーブルを固定。

カバーをはめ込んで完成。

プラスチックは、NCで固定するときに治具の傷が付いたり、ヤスリで傷がついてしまうのが欠点だが、加工しやすくフィッティングを取りやすい。

このRGBコンバータをつけて、NECのLCD-EA245WMiでAlphosを遊んでみた。
24インチは圧巻。

今回作ったケース、2つ並べてみた。
どちらも満足。