2022年6月19日日曜日

PC-9821An電源修理

我が家のPC-9821Anがピポらなくなった。

電源ユニットPU732を少し改造していて、ペリフェラル4pinで12Vと5Vを外だししてる。
あと3.3Vラインも、同じくペリフェラル4pinコネクタで外だししている。
テスターで測ってみると、電圧が出ていない。

ということで電源を分解。電源部はプラスドライバーで分解できる。
まずヒューズをチェックしたが、飛んでなかった。

電源基板はこんな感じ。
ぱっと見、液漏れや膨らんでいる電解コンデンサはなさそう。
そうはいっても、やはり怪しいのは電解コンデンサ。一通り見てみると、
[メイン基板]
・C6 : 180V/1200uF
・C10 : 50V/22uF
・C20,C24,C29,C30,C33 : 10V/1000uF
・C21 : 25V/470uF
・C22 : 35V/330uF
・C25 : 16V 470uF
・C26 : 25V/47uF
・C28 : 10V/2200uF
[サブ基板]
・C12,C14 : 50V/1uF
・C27 : 50V/0.47uF
・C31,C32 : 50V/4.7uF

代替品は、日本ケミコン製・温度特性105°Cのものを中心にマルツオンラインで購入。
マルツに無いものはヤフオクなどで購入。
全部で17個、1000円ほどになった。

今回もはんだシュッ太郎で交換。
交換した後は、こんな感じ。
サブ基板は取り外さずに交換できるが、隙間が少なく手間がかかった。

交換後の電解コンデンサ達。
交換後の半田面。

仮組みして通電してみると、軽くファンが回る。
電圧も出るようになったが、電源単独だと電圧が安定しない。

マザーに組み付けて動作確認。
CPUを元Pentium 90MHzに戻して動作確認すると、ピポった!
電圧も12V、5V、3.3Vすべて安定。

どのコンデンサが悪かったのか調べてないが、
30年近く前のPCだから全部交換した方が気持ち的にすっきりです。

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