2021年5月4日火曜日

PicoのWindows開発環境

Raspberry Pi PicoのWindows C++開発環境をセットアップしたので、備忘録として残しておく。

マニュアル「Getting started with Raspberry Pi Pico」の「8.2. Building on MS Windows」とこの動画を参考にしました。

まずは、ARM GCC compilerをダウンロード

インストーラーを起動して、ウィーザードに沿ってインストールしていく。

最後は「Add path to environment variable」にチェックしてから完了ボタンを押す。


次に、Notepad++をダウンロード

インストーラーを起動して、ウィーザードに沿ってインストールしていく。

必要に応じてローカライズ言語を追加
完了ボタンで終了

続いてGitをダウンロード

インストーラーを起動して、ウィーザードに沿ってインストールしていく。

Select Componentsはそのまま。

次のdefault editorでは、Notepad++を選択

以下はデフォルト設定のまま、セットアップを続ける



この画面では「Checkout as-is, commit as-is」を選択

ここは「Use Windows' default console window」を選択




ここは「Enable experimental support for pseudo consoles.」にチェック

この後ファイルコピーが始まって、しばらくするとCompleting the Git SetupWizard画面が表示されたら「Finish」ボタンで終了

今回は使わないけど、Pythonもインストールしておく

「Customize installation」を選択


「Add Python to environment variables」と「Precompile standard library」にチェック

続いてCMakeをインストール
CMakeのインストーラーをダウンロード


「Add CMake to the system PATH for xxx」を選択

インストール先のフォルダを確認


インストールが終わった後、Windowsの環境設定画面で「Path」設定を確認

CMakeのbinフォルダが追加されていることを確認

Visual Studio Codeをインストールする前に、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行
(管理者権限で実行した方がいいかも)
cd "展開先のフォルダ"
git clone -b master https://github.com/raspberrypi/pico-sdk.git
cd pico-sdk
git submodule update --init
cd ..
git clone -b master https://github.com/raspberrypi/pico-examples.git

途中、結構時間がかかります。

例えば「C:\Pico」が展開先のフォルダの場合、以下のように終われば成功です。


続いてVisual Studio 2019をインストール。Community版でOK

インストール途中「C++によるデスクトップ環境」を選択



次にVisual Studio Build Tools 2019をインストール
前のVisual Studio 2019ダウンロードページ下の方に「Visual Studio 2019のツール」があるので、そこからダウンロード

「C++ Build Tools」をチェックしてインストール

インストールが完了すると以下の画面が表示される

続いて、Visual Studio Codeのインストール

前のVisual Studio 2019ダウンロードページ中程に「Visual Studio Code」があるので、そこからダウンロード


インストーラーが起動したら、特に変更するオプションはなし

「PATHへの追加(再起動後に使用可能)」にチェックがあることを確認


スタートメニューから「Visual Studio 2019」→「Developer Command Prompt for VS 2019」を起動

コマンドプロンプトが起動したら、以下コマンドを打ち込みパス設定をする
setx PICO_SDK_PATH "..\..\pico-sdk"
「成功:指定した値は保存されました。」と表示されれば成功

一旦コマンドプロンプトを閉じて、もう一度「Developer Command Prompt for VS 2019」を起動。
code

と打ち込み、Visual Studio Codeを起動する



Ctrl+Shift+XキーでExtensionsバーを起動
"Search Extensions in Marketplace"ボックスで「cmake」を検索
「CMake Tools」を選択して「intall」ボタン

左下の歯車アイコン→Settings→Extenstions→CMake Tools configuration
「CMake Tools configuration」が表示されない場合は、Visual Studio Codeを再起動

Cmake: Configure Environment→「Add Item」ボタンを押して、以下を入力
Item:「PICO_SDK_PATH」, Value:「..\..\pico-sdk」
Cmake: Generatorの項目にあるテキストボックスに以下を入力
「NMake Makefiles」

左上の「File」メニュー → 「Open Folder...」でOpen Folderダイアログを開く

展開先フォルダにある「\pico-examples」フォルダを選択してOKボタン

PICO-EXAMPLESのフォルダを選択→下に表示されるビルドアイコンを選択
→上に表示されるリストボックスで"GCC for arm-none-eabi"を選択

しばらくするとビルドが完了する

「pico-examples\build」の下にある各サンプルフォルダにuf2ファイルができているか確認


Raspberry Pi PicoのUSBコネクタ近くにあるBOOTSELボタンを押しながら、USBケーブルをWindows PCに接続。
エクスプローラーに「RPI-RP2」というUSBドライブが表示されるので、そのUSBドライブのルートフォルダにビルドした「*.uf2」ファイルをコピーする
ファイル書込みが終わるとUSBドライブは自動的にアンマウントされ、書き込んだプログラムが自動で起動する。はず...



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